« 2017年8月 | トップページ | 2017年12月 »

2017年11月

2017年11月 4日 (土)

サン=テグジュペリの生き方と精神性。

Fb_img_1509765875704

サン=テグジュペリ著【人間の土地】
(堀口大學 訳・新潮文庫)

星の王子さま制作中に読んだ、サン=テグジュペリのもうひとつの名著。Facebookの2年前の今日で表示されたので再掲載。


【言葉】って、まず感覚と体験があって生まれ、一定以上の共感する人間がいて拡がっていくものだと思います。

だから、まだ言語化できない(言っても分からない)それ以上の体験の世界を、なかなか言葉や文章で表現はできない。

そもそも、言語って、その体験を表すホンの一部の記号。

例えば、登山家やスポーツ選手が体験する、いわゆる『ゾーンに入った状態』や
修行僧などが瞑想中に入る『無我の境地』などは

言葉をかき集めて説明しようとしてもバラバラになるだけで、【繋がった、ひとつの、感覚の状態】は表現は不可能です。


サン=テグジュペリは、文学という芸術分野の中で、それを表現してます。

体験したことある人には胸が震えるほど伝わってくるし、
未体験でも、不思議な清涼感と、意識が開いていく感覚があると思います。


いま、地に足がついていないフワフワした精神世界...創作とオカルトとショッピングがごっちゃになった「スピリチュアルごっこ」ばかりが広まっているみたいに感じるので、あらためてこの本を紹介。


私が高校生の頃からスピリチュアルという言葉にイメージしてるのは
『精神性、聡明さ、魂の本質』といったもの。

現に語源はキリスト教用語みたい。

もちろん、色んなツールや登山口が開かれているのは素晴らしいことだけど、たまにはガツン!と強烈な、本質に還った現実の生き方も、再評価されるといいなと思う。

砂漠での壮絶な実体験だから真に迫ってるし、
飾りのない、本心からの人類愛に心が洗われます。本当の意味で深い霊性(スピリチュアリティ)を体現した人。


人は、本当の事を聞くと元気になります。
体は本当の事が分かってる。

文章でも、話す言葉でも、本心でないものはイマイチ、響きません。
だから星の王子さまは、こんなに世界中に広まったのだと思う。

読む時期やタイミングにもよるかもしれないけれど、是非この『人間の土地』は、一生のうち一度は読んでおいた方がいい本かも。

挿絵と寄稿文が宮崎駿さんですよ~。

https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=1505135079572667&id=100002285687788

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2017年8月 | トップページ | 2017年12月 »